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ふくろのコアラ

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「ふくろのコアラ」。これで昨日の夜は息子とずっと笑っていました。

夕食のあと、国語のドリルをしていると慣用句の問題。「大船に乗る」「しっぽを出す」こういう言い回しってどうやって身についたんだっけ?自分自身振り返ってみても、よく思い出せないのですがやっぱり「本を読む」ことで自然と理解したのかな。あとは大人の言っていること、ことわざアニメ「一休さん」とか?改めて子供に教えようとすると結構難しいですね。そして「ふくろの○○」という問題。息子にヒントを出す、「たとえばさ、犯人を警察がぐるりと囲んでるとするでしょ、そいうときに言うんだよ。おまえはもうふくろの○○だって。」「○○には動物の名前が入るんだよ」とも。

「ふくろのコアラ!」

その瞬間、私も息子も大笑い。なんでコアラ?その発想、息子よ大丈夫か?
でも、そのあとも笑い転げて全然問題できなくなっている息子を見ていて、なんだかかわいいなぁと思ってしまいました(笑)。これで「ふくろのねずみ」は一生忘れないかな。今日もう一度聞いてみよう。またコアラ、なんて言わなきゃいいんだけど。

**続き、ちょっと長いです。塾の話なので興味のある方は読んでみてください**


先日息子の塾の保護者会というのがありました。じつは私はこいうのが大嫌い。
あまりにも熱心すぎる保護者と、その気持ちを巧みに煽る塾側とのやりとりを聞いていると、「ふん、そんなことしなくても立派に育ててみせるわい!」なんてあまのじゃくの私は思ってしまうんですね、実際できるかと聞かれるとあんまり自信ないんですけど。
でもその日は、いつもの責任者らしき先生の「受験がどうたら」という話のあと、担当の先生とお話する機会がありました。最近忙しくて、学校も含めいろんなことを息子に任せきりになっていたので、様子を知りたくもあり、ちょっぴり不安でしたが思い切ってお話することにしました。

国語、算数の各先生、息子のことしっかり見ていてくれました。じつは、いわゆる学習塾というのが、のほほんと育っている息子に合っているのか疑問に感じていたのです。我が家の考えは、これから中学・高校と難しい勉強をする前に基本となる土台をしっかり作りたい、ただ表面だけでなく中身を理解しておくことの大切さ、勉強をやる習慣というのを今から身に付けさせたいというもので、その中で塾という選択肢を選びました。私が教えると感情的になってしまうこと、矛盾するけれど、少しは競争心が息子に芽生えて欲しいという気持ちもありました。でもそれが今の息子にとって合っているのか、みんなについていけないんじゃないかと最近思っていたんですね。私も以前は息子のいいところと思っていたものを、きつく叱ってしまうときもあり。
先生の開口一番「とにかく、かわいいです。」の一言。今まで私が大事に思ってきた気持ちを理解したうえでの指導の仕方というのを教えてもらいました。まずお母さんが焦らないこと。周りと比べないこと。その時になったら理解できるのだから、今できることを丁寧にやること。
そっか~、ちょっと焦ってたのは私だけだったのかも。いきなりすらすら出来る子、ゆっくり一つひとつ出来る子、いろいろなんだよなぁ。

そんなことがあった夜のふくろのコアラだったので、余計にまだまだのんびり子どもらしさ満載の息子を、今はまだこんなんでもいいかな、なんて可愛く思えたのでした。
by natulinne | 2011-05-25 08:32 | 日々